2009年6月22日

第22回-国家公務員Ⅱ種試験を終えた人たちへ-

アルテ室長:

 チィース。日曜日は国家公務員Ⅱ種試験でしたね。受験された皆様、お疲れ様です。

 で、どうでした?イケた?

クラフト副室長:

 室長、メッ!

 答え合わせやらボーダー予想やらで現在ギリギリの精神状態の人たちも多い筈です。特に今年マジでガチに受験した人たちは、人事院の正答公表HPが気になって仕方ない状況だと思いますよ。そんな軽いテンションで聞かれてもムカツクだけですよきっと。

ファーバー主事:

 某巨大掲示板では毎年必ず祭り状態になりますからね。

 「今年は絶対難化だよ!」とか「やべぇ、全然できなかった」とか書き込む人もいれば、「教養36/45、専門30/40なんだけど、大丈夫かなぁ」なんて、心配性なのか自慢なのかクソなのかわからないような、あまりできなかった人間からすれば殺意すら覚える書き込みする人もいますから。

 いずれにせよ試験後すぐはやっぱり受験生はナーバスになりがちですよ。

アルテ室長:

 いやぁごめんごめん。スマン!メンゴ!!

 さて、ということで、公務員試験独学合格10の心得がまだ途中ですが、時期も時期なので、10の心得はひとまず置いといて、今回は、先週実施された国税専門官と、この日曜日に実施された国家公務員Ⅱ種の「筆記の得点」について、ちょこっと触れたいと思います。みんな今は点数のことで頭がいっぱいだと思うので。

 っつーことで、今回はクラフト副長に進めてもらおうかな。

クラフト副室長:

 えー、まず軽くおさらいです。国税専門官の筆記試験における教養の配点は2/9で、専門の配点は3/9。つまり、単純に見ると、専門は教養の1.5倍の配点ということになります。

 また、国家公務員Ⅱ種の筆記試験における教養の配点は2/8、専門の配点は4/8。単純計算で、専門は教養の2倍の配点です。

 が、ご存知の方も多いと思いますが、ここで注意が必要なのは、例えば国Ⅱの場合、教養で30/45、専門で25/40の得点であった場合、1次の合計得点が単純に30+25×2=80となるわけではありません。

 国税にしろ国Ⅱにしろ、1次試験合格者の決定は、あくまで「標準点」に基づいて決定されるのです。

 あ、説明めんどくさくなってきた。

ファーバー主事:

 てっとりばやく、コレみてもらいましょう。↓(いずれも国家公務員試験採用情報ナビHP内)

 平成21年度国税専門官採用試験の合格者の決定方法

 平成21年度国家公務員Ⅱ種試験の合格者の決定方法

クラフト副室長:

 えー、みなさま読まれたでしょうか。要するに、そういうことです。

 国税にしろ国Ⅱにしろ、標準点の算出には「試験種目の平均点」と「標準偏差」という、試験結果によって変動する要素が絡むので、正答が明らかになっただけの時点では、合格ライン及びそこから見た正確な自分の位置を導き出すことは不可能だということです。

ファーバー主事:

 つまり、粗点では受験生同士を単純に比較することはできないということですね。ま、参考までに前年度の国税専門官試験と国家公務員Ⅱ種試験の合格点及び平均点等一覧を見てもらいましょう。↓(いずれも国家公務員試験採用情報ナビHP内)

 平成20年度国税専門官採用試験合格点及び平均点等一覧

 平成20年度国家公務員採用Ⅱ種試験合格点及び平均点等一覧

 平均点と標準偏差は毎年異なるのであくまで参考程度ですが、標準偏差については、行政区分の場合は、概ね教養で5.5~6.0、専門で6.5~7.0程度ですかね。平均点についてもそんなに年によって大きく変動するとは思いませんけど、まぁこればっかりはフタを開けてみないとわかりませんからねぇ。

クラフト副室長:

 標準点を算出する数式にかかる各項目の具体的な説明はめんどいので省くけど、国家Ⅱ種なんかは、やっぱり地域区分によって1次試験突破ラインに結構バラツキがあるよね。特筆すべきは行政近畿と行政九州のボーダーの高さ。何なんだこの差は。近年は全体的に採用者数を抑える傾向にあるから、今年度はさらにヤバイ状態になるかもだね。

ファーバー主事:

 実際受験者からすれば、受験後はボーダーラインが気になって仕方がないですからね。予備校のボーダー予想もそれほど当てにならないし。

 自己採点で教養か専門が基準点を割っちゃってるであろう人からすれば、もうなんつーか、吹っ切れるでしょうけど。

クラフト副室長:

 標準点だとか平均点だとか地域区分による差なんかについては、できればまた本サイトのコンテンツで詳しく扱いたいなとは思ってるんだけどね。

 得点が気になって仕方ない受験生も多いかと思いますが、来週は地方公務員試験A日程です。国家Ⅱ種受験で燃え尽きてしまったり、ボーダーが気になって勉強が手につかない、みたいな状態にだけはならないよう、何とか気を強くもって今週いっぱい最後の追い切りをしてくださいね。

ファーバー主事:

 ボクは国Ⅱでほぼ燃え尽きましたからね。地方上級は残り火でなんとかこなしただけでした。

 国Ⅱで憤死した受験生も、来週の地方A日程で逆転のチャンスです。また、国Ⅱでそこそこ良い点数をとった人も、油断は禁物です。特に近畿や九州を受験の人、ボーダー、思いのほか高かったりするので要注意ですよ。マジで。

クラフト副室長:

 ということで、もしこの記事を読んでおられる人の中に、今年マジ受験生の人がいらっしゃるのであれば、得点計算なんて今すぐやめてすぐに受験勉強に取り掛かってください。余計なお世話かもしれませんが、ここ、勝負どころですから。

ファーバー主事:

 まぁ、気になりますよねぇ・・・。この記事をアップする時点では、まだ人事院のホームページで国家Ⅱ種行政の専門の正答が公表されてないみたいだし。予備校やら某巨大掲示板で既に確認されている人はいるかもしれませんが。

 ま、第22回はこれぐらいにしときましょう。室長、締めていただけますか。

アルテ室長:

 ・・・・・・・・・・あ?なに?もう終わったの?っつーか、何の話してたっけ?

 じゃ、次回はまた公務員試験独学合格10の心得の続きね。アレ、さっさと終わらせようぜ。

 それではみなさん、ごきげんよう♪

2009/9/12追記・・・点数計算できるように得点計算室を設置しましたので、是非ご利用ください。

アルテより

2009年6月 5日

第21回-公務員試験独学合格~10の心得~⑥

アルテ室長:

 こんばんワイン!今日も公務員受験生にとってのためになるかもしれない会議の始まりですよ。

 さて、とうとう6月に入ってしまった訳ですが、6月は国税専門官や裁判所事務官、そして国家公務員Ⅱ種や地方公務員上級など、大卒程度公務員試験が目白押し。今まさに本年度合格を目指す受験生にとってのラストスパート期間に突入した訳ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

クラフト副室長:

 現在この記事を読んでいる人の中にもし「今年に懸けている」公務員受験生がいるとすれば、今すぐCtrl+Alt+Delを同時押ししてパソコンをシャットダウン、受験勉強に切り替えてくださいね。本日も今年合格を目指す人にとっては今さらな内容に終始する会議ですので。

 ところで室長、平成に入って20年が経過した今、茶魔語は通用するのでしょうか。

アルテ室長:

 現在受験生の人たちならギリギリいけるんじゃないかな。

ファーバー主事:

 厳しいでしょうね。

 話を戻しまして、この時期に学習未完の科目がある受験生は、もう本番で神が降臨するのを期待するしかないですね。ボクは国税専門官の第1次試験受験日、体調が悪くて英文を読む気力がおこらず、選択肢のみを読んで回答を選んだんですけど、見事英語全問正解という快挙を成し遂げましたからね。アレは完全に神が降臨しましたね。

アルテ室長:

 全然自慢できる話じゃないけどね。まぁでも、運も実力のうちか。

クラフト副室長:

 そうですよ。選択肢を切るテクニックも実力のひとつですから。ファーバーの場合は特別に運が強かっただけだろうけど。

ファーバー主事:

 宝くじは何度買っても当たりませんが。

アルテ室長:

 オイオイ、宝くじ当選なんて、そんな都市伝説まだ信じてたの?(ワラ)

 さて、前回に続き、独学合格10の心得、第6からいってみよー。

 

六 ノートは作るべからず!

 

ファーバー主事:

 いわゆる「まとめノート」みたいなものは作る時間がムダです。重要ポイントは問題集に全部載ってるし、問題集に載ってなくて自分で調べた場合でも、調べた内容を問題集内の関連項目付近に書き込めばそれでOKです。要点の確認は問題集を使って行いましょう。

アルテ室長:

 ちょっと待った。公務員試験で勉強しないといけない科目は複数ある訳でしょ。で、それぞれの科目で自分がなかなか覚えることのできない論点、また非常に重要だと思う論点があって、それらを一括で確認したい場合は、一つのノートにまとめていた方が手っ取り早く確認できない?

ファーバー主事:

 でも、異なる科目の異なる論点を一括で確認するのって、あまり効率的だと言えないですよね。論点間のつながりを考えながら学習した方が、手っ取り早く頭に入りますよ。

アルテ室長:

 本試験直前期とかに、自分の弱点論点だけをピックアップしたまとめノートでザッと復習確認するのは有りだと思うけどな。少なくとも私の場合はノートに書きながら、手を動かしながらの方が覚えるし。

クラフト副室長:

 室長の意見も理解はできますね。ただ、ノートを自分で作る時間があれば、その時間で参考書を読むなり過去問を解くことができるんじゃないかなってことでしょ。

ファーバー主事:

 そうです。公務員試験は要領が全てです。誰かに教えるならまだしも、自分で論点確認するためのレジュメ的なものを自分で作るのは時間的なロスが絶対多いです。そんな暇あったらとにかく過去問を読むべし解くべし!って感じです。

アルテ室長:

 うーむ、確かにまとめノートとかは後で確認することを目的に作るから、ついつい綺麗に書こうとして時間もかかっちゃうな。

クラフト副室長:

 ノートを作るために手で書きながら学習するのではなくて、論点を覚えるために手でノートに書きながら学習するというのが正しいですね。だからノートを使う場合であっても、後でノートを見直すつもりでノートは使うなってことかな。

ファーバー主事:

 公務員試験対策室としては、暗記系科目(行政系科目や民法を除く法律系科等)については過去問集の選択肢の間違い部分を訂正しながら学習するという正文化学習法を推奨してますし、理解系科目(民法や経済学)はノートでも広告の裏でもいいので図やグラフなどを走り書きしながら学習するという方法を推奨してますからね。

 この6つ目の心得はつまり、「ノートは使ってもいいけど、ってはいけない」っていうことです。

アルテ室長:

 スンマセン理解いたしました。次、お願いします。

 

七 学習計画を立てるべし!

 

ファーバー主事:

 朝起きて、「さぁ今日は何を勉強しようかな」ではダメです。終わってます。

 本試験日までに必要な学習量を決め、そのために向こう1か月間で何をすべきか、向こう1週間は、明日は、といった具合に、長期→中期→短期の順に具体的な目標学習量を必ず立てるようにしましょう。

 起床した時点で既に一日のスケジュールが完璧に決まっており、今自分が学習計画のどの段階にいるかが把握できている。そういう状態が理想です。

アルテ室長:

 これはすんなり納得できるね。計画的な学習が重要であることは、まぁ常識的にわかるよね。

クラフト副室長:

 カリキュラムのある予備校生と違い、全て自分でスケジュール管理しないといけない独学受験者にとっては特に、この作業は必要不可欠だね。

ファーバー主事:

 この計画立案作業によって、自分の勉強の進捗状況の把握と、「この期間内にこれだけの学習量をこなさなければならない」という締切効果による学習効率の向上を図ることが可能となります。

アルテ室長:

 計画の重要性や立て方などについては、公務員試験対策室の「学習計画の作成」というコンテンツで鬱陶しいぐらいに詳しく扱っているので、まだ閲覧されていない方は是非一読いただけたらと思います。

 さて、10の心得も残すは3つ。なんだかんだでつまんねー会議が随分長引いちゃってますが、次回も残りの心得について嫌々話を進めたいと思います。

 第21回会議を終了いたします。