第14回-面接試験の服装について②-
アルテ室長:
みなさんこんばんは。今回は珍しく能書き無しで会議に入りますね。
さて、前回(第13回会議)に引き続き、人物試験における服装について会議を進めたいと思います。
副長、よろしく。
クラフト副室長:
服装としてはスーツが常識です。
色は黒や紺またはグレーなどの落ち着いた色が最適です。オーソドックスな色の方が面接官に安心感を与えるので。
また、シャツやインナーも白が一般的。
アルテ室長:
パンティーは?
クラフト副室長:
いや、何色でもいいですよ。面接官に見られることもないし。
ファーバー主事:
見たら見たで法に問われる危険性があるので、見えそうでも見てはいけないでしょうね。
アルテ室長:
私の勝負下着は黒なんだが。
クラフト副室長:
黙ってろ>アルテ
パンティーが見えそうな服装やポーズは避けるべきです。そんなお色気作戦は通用しません。たぶん。
ファーバー主事:
ボクなら、即、採用ですが。
アルテ室長:
おまえには人事を任せることはできないな。
クラフト副室長:
話を戻しましょう。
男性の上着のデザインは、シングルの3つボタンまたは2つボタンのスーツが推奨です。礼服などで使うダブルは就職活動にはあまり適しませんので、注意してください。
アルテ室長:
なんでダブルはだめなの?
クラフト副室長:
ダブルはだめというか、シングルの方が若者のイメージに合うからです。
ファーバー主事:
ダブルは貫禄出ちゃいますからね。
クラフト副室長:
女性の上着のデザインは、1ツボタンでも2つボタンでも3つボタンでも構いませんので、自分に合ったものを選びましょう。
アルテ室長:
ボトムは?
クラフト副室長:
ボトムはスカートとパンツどちらでもよいのですが、面接試験ではタイトスカートが一般的のようです。
アルテ室長:
ストッキングは?
ファーバー主事:
黒が好きです。網はもっと好きです。
クラフト副室長:
そうか>ファーバー
ストッキングは脚がきれいに見える自然な肌色がベストです。
あと、男性も女性もブカブカのスーツはだらしないイメージを与えるので、自分の身長や体型に合ったサイズを選ぶことも重要です。シャツやインナーはきちんとアイロン掛けして、清潔感をアピールしましょう。
ファーバー主事:
男性はネクタイも気になるところですね。何色がいいのかボクもちょっと迷いました。
クラフト副室長:
ベーシックな色に小さい柄やストライプのあまり派手過ぎないネクタイであれば何でも構わないでしょう。自分に合った色が何なのか、周りに聞いてみるのも手です。
アルテ室長:
あと、靴下とか靴って結構重要だよね。
ファーバー主事:
実は足元っていうのは案外目立つんですよね。
クラフト副室長:
そうだね。上から見てきてるので最後になったけど、例えば民間企業の面接において、靴は身だしなみのチェック項目として真っ先に見られる重要ポイントですから。
派手すぎるのはもちろん、汚れていたり磨り減っていたりするとかなりマイナス要素となるので、人物試験の際はなるべく綺麗に磨いてから臨むよう注意が必要です。
ファーバー主事:
国家2種の官庁訪問の時に、黒系のスーツに真っ白の靴下と白の運動靴履いてる人がいてビビりましたね。完全に浮いてましたから。
クラフト副室長:
それ、スゲーな。
靴の種類としては、男性は黒のプレーンな革製の紐靴が一般的です。女性もハイヒールやミュール、ブーツなどのカジュアルシューズは避けて、黒のパンプスなど目立たないシンプルなデザインのものにした方が良いです。
靴下はスーツと同色系の無地がベストで、着席時にシワになりにくい素材を選びましょう。
ファーバー主事:
あと、官庁訪問の際とかはかなり歩くことになります。ある程度使い慣れた革靴じゃないと足が痛くなったり靴ズレを起こすおそれがあるので、その点も注意ですね。
アルテ室長:
髪型から靴まで見てきたけど、だいたい人物試験時の服装に関する注意点はこんなところかな?
クラフト副室長:
最後にカバンですが、A4の書類が折らずに入る程度のサイズで、ナイロン製等で黒無地のシンプルなデザインのバッグが望ましいですね。また、床に置いても自立するタイプがオススメです。
ファーバー主事:
面接時で椅子に座る場合は足元にカバンを置くケースば多いですからね。ボクが就職活動の際に使っていたのも自立するタイプのカバンでしたが、なにぶん安物だったので、中に書類が入ってるとなかなかまっすぐ立たずパタパタパタパタ倒れてイライラしましたから。
クラフト副室長:
また女性用のバッグの場合は、もち手の部分が長く肩に掛けて持ち運べるようになっているものも多いですが、相手先に着いた後は肩に掛けず手に持つようにしましょう。
アルテ室長:
いやぁ、しかし人物試験の服装についてクドクド細かい部分を見てきたけど、マジつまんない会議になってしまったね。
ファーバー主事:
正直、ここまで細かくチェックされませんからね。いくら見た目は重要といえど、常識的な格好であれば服装はそんなに評価に影響ないと思います。
実際ボクなんか公務員試験の面接の半分ぐらいはクールビズで臨みましたからね。
クラフト副室長:
ここまでウザいほど説明してきてアレだけど、その通りだね。人物試験において重要視される「見た目」っていうのは、服装のみならず、その人の表情や仕草、歩き方など、視覚情報として受け取れるすべての要素を指すからね。服装にしてもスーツが常識だって言ったけど、最近では軽装での面接も一般的になってきてるしね。
ファーバー主事:
実際、国家2種や国税専門官試験の面接評定表には、身だしなみのチェック項目とかは特に設けられてないみたいですからね。(出典:公務員試験特報室)
それに、いくら身だしなみが完璧でも、志望動機や受け答えがクソみたいな内容だったら当然評価は最悪ですから。
クラフト副室長:
結局人物試験では、それら視覚情報に加えて、言葉遣いや口調といった聴覚情報、そして言語情報(話の内容)という、トータル要素を踏まえて評価が下される訳だからね。
アルテ室長:
ルックスがキマってて仕草に品があって口調が理性的で話す内容も論理的かつ明晰であれば、間違いなく高評価だろうからね。
クラフト副室長:
それでも、視覚情報(見た目)と聴覚情報(口調は話す早さ)によるものが面接官に与える印象の大部分を占めることは間違いないです。
抽象的な表現を使うと、「雰囲気」とか「物腰」といった感じですかね。
ファーバー主事:
言ってる内容はたいしたことないのに、話し方で妙に説得力あるように感じてしまうケースがありますが、そういうのですかね。
アルテ室長:
一緒にいて和む人もいればやたらと威圧感を覚える人もいるけど、そんな感じかな。ガタイとか顔つきみて、「こいつ強そうだな」とか思うのもそういうのだろうね。
クラフト副室長:
そんなところですね。「面接官っつってもただの人間だろ?大したことねぇよ(嘲笑)」みたいに思われている受験生も少なからずいると思いますけど、面接官ってのは原則的に「人を客観的に評価する素養を備えている人間」として組織から選ばれているようなので、雰囲気を敏感に感じ取ることに長けてる人が多いみたいですからね。
ファーバー主事:
国の人事院とか都道府県の人事委員会とかの面接官はまぁ、そうなんでしょうね。官庁訪問とかでは、最終的に面接に出てくるのは結局その官庁のお偉いさんですけど。
クラフト副室長:
人物試験の大変なところは、服装や志望動機、受け答え内容は短期間で事前準備ができるけど、雰囲気っていうのは長年培われてきたものだから、なかなかすぐに変えることができないところにあるんですよね。
アルテ室長:
日頃から人付き合いが苦手で人と喋るのが嫌いな人間が、いきなり爽やかで元気のいい人間に変わるのは至難だろうからね。
ファーバー主事:
人物試験というのは、受験生の今までの生活環境やその人の持って生まれたものが嫌でも見られる場であり、それらは人によって様々だから、受験生によって対策も異なるし、人によってはその対策にかなり苦慮するんでしょう。
アルテ室長:
社会人経験者はもとより、サークルだとかバイトだとか、人と触れ合い、人に評価される場を多く経験した人は面接に有利だろうね。組織の中で生活する上では人に嫌われるとやりにくいから、嫌われないように、好まれるにはどうしたらいいか、って自然に考えて行動するからね。例外はあるだろうけど。
クラフト副室長:
そういう意味で、学生の間はできるだけ何らかの組織なりチームなりに所属して、コミュニケーション能力を養うような生活を心がけることが重要ですね。
そういう経験をせずに就職活動時期まで来てしまって、現時点で自分の出す雰囲気が面接官好みじゃないなぁと思う人は、ルックスを磨いたり受け答えの内容を練ったりと、他の部分でアドバンテージを作るよう努力する必要がありますね。大変ですが。
ファーバー主事:
ある意味、筆記試験対策より悩ましいですよね。人によっては。
アルテ室長:
さて、服装の話から人物試験の総論に発展してしまったけど、ここで展開した会議内容は概ね真実みたいなので、人物試験に臨む上での準備の一つとして、参考にしていただければと思います。
終