第13回-面接試験の服装について-
アルテ室長:
受験生の皆様、公務員試験勉強は進んでいるでしょうか。2月が終わります。各種公務員試験の試験日程や総合案内が続々と発表されている時期なので、忙しい中でもそういった情報は必ず確認しておきましょうね。
「勉強に集中し過ぎていて試験の申込み受付期間を忘れていて、受験申し込みをし忘れちゃった!(爆笑)」みたいな絶望かつ悲惨な状況に陥ることだけは避けたいところですから。
国家公務員試験は国家公務員試験採用情報ナビの国家公務員試験採用試験日程で、地方公務員試験はLASDEC等のサイトから各地方自治体の採用情報ページにアクセスして、直接試験日程等最新の情報を確認してください。
さて、ここ最近は人物試験に関する会議が続いておりますが、今回も人物試験に関する話題を取り扱いたいと思います。
受験生の皆様におかれましては、まだまだ現時点では筆記試験対策に追われていると思われますので、息抜きと併せて、軽い人物試験対策の参考に、記事を読んでいただけたらと思います。
ではクラフト副長、よろしくお願いします。
クラフト副室長:
今回は人物試験におけるマナーの一つ、人物試験時の服装について、公務員試験対策室の人事担当である私が話を進めましょう。
服装は受験マナーにおける基本中の基本ですが、就職活動等の経験がない新卒の方などは、案外軽視しがちですからね。
以前にも申し上げましたが、人物試験の基本は、面接官にいかに「いっしょに働きたい」と思われるかです。
面接官に同じ職場で働きたいと思われるには、当然相手に好印象を与えなければなりませんが、心理学的な見地からも人の第一印象というものは、ほとんど「見た目」で決まるとされています。
ファーバー主事:
その議論には、よくメラビアンの法則が引用されますよね
クラフト副室長:
そうです。ちょっとうんちくを話しましょう。
メラビアンの法則とは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した法則で、「話すときの声の感じ(口調)が聞き手の感情や態度に影響を与える」という事実が立証された実験に基づく法則です。
この研究は好意・反感などの態度や感情のコミュニケーションについての実験なのですが、それによると、人の行動が他人に及ぼす影響は、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合だといいます。
アルテ室長:
話の内容はわずか10%にも満たないということか。短い時間で相手に与える印象は、ほとんど口調などの雰囲気や見た目で占めるということだね。
クラフト副室長:
厳密には、この法則から即座にすべてのコミュニケーションにおいて見た目や口調が印象という点で絶対的に優先するとはいえないのですが、少なくとも「相手に評価される」という面接試験のようなコミュニケーションの場においては、見た目や口調が相手に与える印象の大部分を占めるということは間違いないといえるでしょう。
さらに、人の第一印象というものは、その人の存在を意識してから10~30秒ほどで決まるといわれているので、面接では面接室のドアをノックしてから席に座るまでの数秒程度の間にその人の印象がほとんど決まってしまうことになります。
ファーバー主事:
面接試験なんてせいぜい10分から30分間程度ですから、その短い時間で相手に好印象を与える上で、髪型や服装などの見た目が重要になることは必然ですね。
アルテ室長:
レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクス出演の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」って映画を見たときに、いかに見た目が重要かってのを痛感した記憶があるよ。
クラフト副室長:
あの詐欺師の話ね。俺もあれ好きです。
では、服装などの見た目が重要だということは解っていただけたと思いますが、面接時の服装で適切じゃないと思うのは、どんな服装だと思いますか。
ファーバー主事:
ヘルメットを被っている。
クラフト副室長:
うん、明らかに不適切だよね。帽子ですらないところがむしろ逆にクールだよね。
アルテ室長:
もしかしたら、その受験生は工事現場から走ってきたのかな?
クラフト副室長:
どうでもいいですよそんな推察。
ファーバー主事:
かつらはダメですか?かぶりものですが。
クラフト副室長:
かつらはまぁ、例外的に許されるよ。致し方無いよ。
とにかく、面接時には原則的にはかぶりものは無しの方向で。
アルテ室長:
全裸に蝶ネクタイは?
クラフト副室長:
つまみ出されます。っつーか、まず庁舎にすら入れませんから。自宅から出た時点でアウトです。絵的にはおもしろいけど。
ファーバー主事:
何より、寒いですからね。風邪をひいては、今後の試験にも影響しますし。オリジナリティに溢れているとは思いますが。
アルテ室長:
靴下のみはどうだ。
クラフト副室長:
何のプレイですか?
すんません、ちょっと軌道修正しましょう。大喜利みたいになってるから。
いいですか。まず相手に与えるべき重要なイメージは、「清潔感」です。
「清潔感」を見せることが、面接官に良い印象を与える大前提となります。不潔な人にはなるべく近寄りたくないし、絡みたくないでしょ?
アルテ室長:
臭かったりしたら最悪だね。香水が強過ぎるのもマイナス。ものすごいいいニオイなら話はまた別だけど。
クラフト副室長:
じゃあ清潔感っていうのはどういうものかと言うと、まず髪型としては、男性の場合はやはりロン毛、茶髪は避けるべき。
個人的にはロン毛や茶髪も個性のひとつで嫌いではないけれど、面接官の中にはやはり年配の方もいるし、ロン毛や茶髪を毛嫌いする人もいる可能性が高いので、そういった髪型は避けるのが無難です。
ファーバー主事:
現職公務員の中には実際には茶髪の人もロン毛の人もいますが、少数ですね。
クラフト副室長:
公務員だからって別に必ずしも堅くある必要はありませんが、何より公務員試験は就職活動なので、常識的に考えて男のロン毛や茶髪はNGです。チャラチャラした感じは面接官に嫌われます。
男性であれば、短髪がさわやかで清潔なイメージを与えます。長くても目や顔にかからない程度の髪型が好ましいし、髪の毛の色もやはり黒が推奨。
アルテ室長:
スキンヘッドは?すごい清潔だけど。
クラフト副室長:
スキンヘッドは推奨できません。どうしてもスキンヘッドにしないといけない理由があるなら致し方ありませんが、なるべくスキンヘッドや坊主頭は避けるべきです。
ファーバー主事:
奇抜な髪型は、どうしても何らかの違和感を与えてしまいますからね。
クラフト副室長:
また、女性であれば、髪の毛の色は真っ黒でなくても構いません。深めの茶色であれば特に面接官に悪いイメージを与えませんし、そもそも女性の場合はあまり髪型はチェックされないようです。といっても、髪の毛が長い場合は結うなりしてスッキリまとめる必要がありますし、前髪も目にかからない程度にするなど、最低限の注意は払うべき。
いずれにせよ、どんな髪型が清潔感があるか、っていうのを考えたら、だいたい判断できるかと思います。メイクも然りです。
アルテ室長:
ピアスは?
クラフト副室長:
男性は論外。アパレルメーカーならまだしも、公務員試験において男のピアスは御法度です。会社人・社会人としての適性を即座に疑われてしまいます。
女性の場合は上品なピアスであればむしろ洗練されたイメージを与える場合があります。もちろんピアスをしていないならしていないで全く問題ありません。
原則として、時計以外のアクセサリーは身につけないのが一般的です。
ファーバー主事:
男性の場合はヒゲもアウトですね。見た目の清潔感がないし、不潔・怠慢な男と見られてマイナス評価を招く危険性が大きいですから。必ず剃るべきでしょう。
クラフト副室長:
そうだね。首から上は概ねこんなところです。室長とファーバーのボケネタのせいで会議が長くなってきたので、服装編は次回にしましょう。
アルテ室長:
いやぁごめんごめん。メンゴ!
ということで、次回も人物試験の服装についての議題となります。
これにて13回会議を終了いたします。
終