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人物評価の重視

 戦後日本は高度経済成長を遂げ、国民の生活水準が向上するとともに、住民の日常生活や経済活動の範囲が大きく広がりました。

 それに伴う価値観の多様化やライフスタイルの変化、また国際化の進展や環境問題への関心の高まり、少子高齢化等により、住民の行政需要は次第に複雑・多様化し、また高度化・専門化するなど、公務員の行政サービスに新しい展開が求められています。

 そして、大阪市の裏金問題をはじめ終わりの見えない公務員の不祥事が原因で、市民の公務員を見る目がいっそう厳しさを増す中、もはや親方日の丸の時代は終わりを告げ、「公務員は究極のサービス業だ」と言われるようになりました。

 従来の公務員試験に見られる筆記重視による画一的な職員採用方法では、複雑多様化した現代社会のニーズに柔軟に対応できる人材を確保することは困難な時代が到来したのです。

 加えて、今は国も地方も深刻な財政難に陥っており、人件費削減を目的として新規採用者数を抑える一方で、職員の質を高める必要に駆られています。業務量は減らないのに職員数を減らさないといけないという厳しい状況の中、国も地方もより優秀な人材の獲得に必死なのです。

 さて、御託が長過ぎてパソコンを強制終了されたビジターもいらっしゃるかと存じますが、要するに何が言いたいかというと、近年の公務員採用試験は人物試験重視の傾向にあるということです。

 いくら筆記試験をクリアする能力が高くても、組織の秩序を乱すような危険因子(協調性に欠ける人間)や、見つめ合うと素直におしゃべりできないようなSHY・GUIの方(対人交渉が苦手な人間)、金は欲しいが働きたくねぇといった方(そもそもやる気ゼロの人間)は、なかなか公務員として採用してもらえない時代が到来したのです。

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